拙作写真集

ただの会社員が作る写真集

臺灣鐵路管理局・東部幹線の石灰石輸送

f:id:clumsyworks:20200427232747j:plain

2018年4月30日 7525次 宜蘭線 三貂嶺~牡丹にて

 

 

 この情勢では、約1か月後に迫った鉄路節の際に渡台することは叶わなそうですので、2年前の写真から東部幹線のセメント関連の話でもしようかなと。

 

 R180型ディーゼル機関車は、R100型の高出力・重連総括対応版といったところで、最大5両まで重連総括に対応しています。基本は2両の重連が組まれることがほとんどですが、単機運転の運用については、R150型と共通運用で使用しているようです。

 上記写真のR196号機はR180型の最終機なのですが、R191~R196号機は台灣水泥股份有限公司(台湾セメント)が1992年にセメントの需要増加に対応するために台鉄に納入したグループになります。当初はR190型として区別していたようですが、現在はすべてR180型として扱われます。性能差はありませんので、他のR180型と運用は共通です。

 

 台鉄の東部幹線沿線には多くのセメント工場があり、西部都市へのセメント輸送貨物はかなりの本数が運行されています。台東線の電化が完了してからDLが貨物運用に回されることが増えたようで、R180型の重連貨物はよく見られます。

 北廻線のセメント関連の貨物列車ですが、R180型は一日3~5往復の運用が組まれています。R150型に関しては日によってばらつきがあるものの、一日2~24往復の運用が組まれています(当時調べた記録によるものなので最近は減っているのかも)。

 

 昨年秋に東芝より台鉄向け旅客・貨物両用の新型電気機関車の受注が発表されています。DL貨物の存続も危ぶまれますから、コロナ収束後に渡台したいものです。アメロコに日本の機関車みたいな塗装して黒貨車牽いてるのエモすぎません?