拙作写真集

ただの会社員が作る写真集

大沼工臨・返空を追う

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2020年4月24日 函館運輸所にて

 

 大沼工臨返空列車を単機出区から追いました。詳しくは続きをご覧ください。

 

 

 2020年4月23日から25日にかけて大沼工臨が運転されました。DE15 2511牽引・チキ8車でした。2511号機、冬季のラッセルヘッド装着時は神フランジャーなどと呼ばれ、鉄道ファンからの人気が高い機関車です。私も排雪仕業でのDE15は何度も撮影していますが、ラッセルヘッドを外した姿は初撮影でした。

 

 都合がつかずに大沼行の積車を撮ることはできず、悔しい思いをすることになりましたが返空は間に合うぞ、ということで2020年始まって以来の大オフ会に参加。函館運輸所からの出区、函館駅への入換を撮ったあとは大沼へ。

 

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2020年4月24日 単9155レ 大沼にて

 

 大沼に到着するや否や、知り合いと遭遇。他愛もない話をしながら単機の到着、チキとの連結を撮りました。ホームへの据え付けを確認したところで、大沼を離脱、一旦知り合いを拾いに新函館北斗へ向かいます。集合した後はワイワイしながら長万部へ。

 

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2020年4月25日 工9957レ 室蘭本線 長万部~静狩にて

 

 長万部から室蘭本線に入ります。工臨はここから7時間弱かけて岩見沢まで室蘭本線を走破します。

 

 

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2020年4月25日 工9957レ 室蘭本線 白老~社台にて

 

 登別バルブは停止位置の問題でスルー。いよいよ日の出時刻を迎えます。夜間は星が見えるほどの晴れでしたが、明け方には水平線に無限に雲が湧き、通過時も雲を噛みました。

 

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2020年4月25日 工9957レ 室蘭本線 遠浅~早来にて

 

 沼ノ端から再び非電化区間に突入。追分までの区間は数か所押さえていますが、今回取り上げるのはこのカット。安平川を渡る橋梁は2018年の北海道胆振東部地震の影響で架け替えを行い、S字カーブの撮影地が登場したというわけです。上記写真の左側には旧線となったレールが残されていました。

 

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2020年4月25日 工9957レ 室蘭本線 追分~三川にて

 

 かつては夕張から室蘭への石炭輸送を行う、日本最長の運炭列車が行き交っていた追分駅構内。その列車編成は60両ほどのセキ車が連結され、編成全体で500mを優に超えていたそうです。当然途中駅の有効長は越えてしまいますし、新幹線のフル編成よりも全然長いですね。室蘭までノンストップで走っていたそうです。

 

 追分では1時間の停車時間があり、その間に給油しようということになっていましたが、計算違い。どのスタンドも8時開店で給油できず、車の航続可能距離は5km。一番近いスタンドも千歳で20km近く走らねばならない、ということでこれ以上の深追いはできなくなりました。

 

 まあこの辺にしといてやるか、ということで追分発車を撮影して終了ということになりました。我々らしいオフ会のラストでした。やっぱりオチが付かないとね。